奥野八十八の建築と意見

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2014年 07月 30日

島原

特別公開だったので、島原の輪違屋、角屋に行ってきました。
5,6年ぶりくらいでしょうか。

輪違屋、外観。
2階の格子がかなり密なのは、視線に対する配慮かな。
一定ピッチで2本組の格子が桁まで伸びているのが珍しいですね。
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庭と縁側。
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軒桁を入れるなら、コーナー部分に柱をいれてもいいのではないかと思うのですが、、、。
単なる化粧材というのは分かるのですが、一応構造材に見えるものを完全に上から吊ってしまうのはいかがなものかと。
ま、それはさておき、これくらい軒が深くて軒先が低いといいですよねえ。
軒が深すぎて、座敷の欄間の近くに天窓を取ってあるのはご愛嬌(笑)。

続いて角屋へ。
2階の立派なお座敷も見せていただきましたが、撮影禁止だったもので。

これは台所の小屋組。
立派、の一言。
煙出しが効いてますね。
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中庭。
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周囲の暗いところにぽかっと明るいスペースがあるので、余計に緑が鮮やかに見えました。

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鴨居と垂木、軒桁の間にまで障子がはまってます。
雨戸を閉めきったときに、多少は明かり取りとして有効なのかどうなのか。

正門と玄関の間にある中庭の見上げ。
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屋根に挟まれた細長いスペースにけっこうな大きさの木が植わっていて、面白い見え方です。
これくらいのプロポーションの中庭もけっこういいのかもしれない、と思いつつ。

ほかにも随所に凝った仕事がなされていて、さすが置屋、揚屋。
往時はこれが20数件も軒を連ねていたというんですから、そりゃ見ものだったでしょうね。
それはそれで、庶民の僕には縁遠い世界で、中を見たりできなかったのだろうと思いますけど。
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by okuno88 | 2014-07-30 20:16 | 街歩き
2014年 07月 24日

模型の箱

先日打合せに持っていった模型。

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2案持っていったので、箱を2階建てに。
これまでもいろんなお施主さんから「アマゾンの箱って!」と突っ込まれてきましたが、
今回も御多分に洩れず。

ちょうどいいサイズなんですよ、アマゾンの箱。
届いた本の下敷きになってる無地のダンボール、
これをそのまま敷地にすると箱にぴったり納まりますし(笑)。

そのうちアマゾンでぽちっとやったら3日で模型届くようにならないもんですかねえ。
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by okuno88 | 2014-07-24 11:00 | ただいま設計中
2014年 07月 22日

クラッチワイヤー

先週末の土曜日。

朝から嵯峨鳥居本に現地調査へ。
リビングを中心とするメインスペースとそれにつながる庭の改修する計画。
なんか、すぐ近所でも似たようなことをしているような、、、(笑)
http://okuno88.exblog.jp/22205266/

現地はこんな感じです。
きちっとした和風の家ですな、これは。
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天気が怪しげだったので車で出かけましたが、車は車で調子が怪しげ。
どうもクラッチが切れにくい感じがしたので帰り道にそのまま工場へ持って行きました。

で、早速いつもお世話になっている工場長に点検と調整をお願い。
クラッチワイヤーが少し伸びてきているみたいだったので、引っ張り直してもらいました。

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これは工場の屋根の木造トラス。
ちょっとカッコいい。
端部の接合が少し怪しげなのは見なかったことにしておきます(笑)。

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それにしても、この時期は車中の温度が暑すぎる!
クルマ熱が高まる、とはこういうことですか。
(、、、それは違う。)
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by okuno88 | 2014-07-22 13:52 | 日々の出来事
2014年 07月 16日

2つの改修計画

7月も半ばを過ぎてしまって、気がつけば祇園祭の真っ只中。
今年は前祭、後祭に分かれたそうなので、これまでとは雰囲気が違うであろう後祭を覗いてみようかと思っています。

このところ、ずっと図面描き、打合せ、図面描き、時々模型作り・・・の繰り返しです。
いくつかの案件が並行して進んでいますが、アタマの切り替えにもようやく慣れてきました。

そんな中、ようやく今年一つ目の現場が動き出します。
とても小さな改修の計画ですが、現場が始まると思うと気も引き締まります。
場所は右京区嵯峨、大覚寺の近くです。
リビング・ダイニングひと部屋を改修して、それに面する庭を作り直します。

こちらが改修前の様子。
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庭、といってもそれほど広いものではなく、ささやかな外部スペースを目一杯使い切るという感じです。
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これからぼちぼち解体にかかって、竣工は11月くらいの予定。
植木も植えやすい時期になりそうなので、ちょうどよかったかな。


そして、もうひとつはこれから計画を始める改修の案件。
こちらは右京区花園です。

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まずは現況を調査して、現況図を起こすところから。
描き始めると、どうやら元の通り芯が880ミリグリッド。
どうりでいろんなところの寸法がタイトなわけです。

調査しながらおおよその方向性は掴んだので、読み通り納まるかどうか寸法を押えつつこれから検討していきます。
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by okuno88 | 2014-07-16 09:27 | ただいま設計中
2014年 07月 03日

ダイニングテーブル、カーテン

「鶴見の家Ⅱ」にようやくテーブルとカーテンが納まったので、残工事の打合せがてら確認に行ってきました。

ダイニングテーブルはこんな感じになりました。

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製作は京都の二葉家具さんにお願いしました。
鉄工所で作ってもらったスチールの脚にタモ材の天板を載せています。
大きさは2,000×850と4人掛けとしてはかなりゆったりしたサイズです。

ディテールはこんな感じ。

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テーブルをデザインするにあたって、クライアントからはヒロシマチェアと共通点を持たせてほしい、
というお題をいただいていました。
そこで、スチールで細く作った脚のサイズ感、色、質感をチェアに合わせるということと、
天板の端部にR加工を施して、ヒロシマチェアの特徴的な肘掛けの形状に馴染ませてみました。
なかなかうまくいったと思っているのですが、どうでしょう?

今回は他の造作家具もタモ材で揃えました。

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それからカーテン。
ファブリックスケープの山本さんにお願いしました。
リビング、ダイニングはこんな感じのかなり薄手の生地をつかうことになりました。

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見る角度によってグレーからややイエローがかった色までグラデーションのかかった光を反射する生地です。
また、長さに余裕を持たせてもらっているので、生地のたまり具合によって、
向こう側が透けたり透けなかったり、変化をつけて使うことができます。

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3階の子供部屋がガラッと変えて、ブルーのカーテン。

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部屋の中が少し不思議な青色で満たされる感じで、面白いですね。
カーテンが閉まっているときの外から眺めもかわいらしい。

家具やファブリックでインテリアに色が入ってくると、楽しい感じがでてきていいですね。
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by okuno88 | 2014-07-03 14:46 | 現場メモ