奥野八十八の建築と意見

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2014年 03月 28日

敷地を見に

天気の良い日を見計らって、新しい計画の敷地を見に行ってきました。
どうしても、のときは雨天でも行きますが、できれば最初は晴れた日に気分良く行きたいところ。

どんな敷地にも長所、短所がいくらかずつはあると思いますが、
最初はできるだけ良い部分と素直に向き合いたい、と考えています。

漠然と眺めていても仕方ないので、前面道路の幅員や敷地の高低差、
周囲の建物の建ち方や電柱、標識の位置なんかも確認します。

クライアントにプレゼンさせてもらうまで1ヶ月弱。
あれこれ考えて、楽しませていただきます。

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by okuno88 | 2014-03-28 22:39 | ただいま設計中
2014年 03月 28日

ペンダントライトとちゃぶ台と花

「花園の家」のダイニングテーブルの向き、位置がようやく固まってきたので、保留にしておいたペンダントライトの吊り下げ位置を決めに行ってきました。

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ルイスポールセンのトルボーの小さい方を二つ。
個人的にはもうちょっと低くてもいいかなあと思いますが、この辺は好みが分かれるところですね。
慣れてくればすこしずつ下げてくるというのもアリかと。

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こちらは和室に納まったちゃぶ台。
坂田卓也製作所の坂田さんに作ってもらいました。
素材はタモの柾目板。
わずかに膨らんだ柔らかいかたちとエッジを細く落としたディテールがポイント。

この「花園の家」、ちょうどお向かいに立派な桜があるので、桜の咲く頃(もう咲き始めてますけど!)に竣工写真の撮影をさせていただく予定です。

閑話休題。

クライアントの奥様がお菓子と一緒に庭の花を摘んで持ってきてくださいました。
実に雑な扱いでいろいろと申し訳ない、、、。

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これ、クリスマスローズというらしい。
この時期に咲くのに。

それにしても、ちょっと何かを持っていくときに庭の花をさっと摘んで一緒に届けてくださるその気遣い。
毎度感服するばかり。
お菓子は今晩のお楽しみ(笑)。
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by okuno88 | 2014-03-28 20:00 | 日々の出来事
2014年 03月 26日

竣工写真があがってきました

「深草のテラスハウス」の竣工写真ができあがりました。
撮影はいつもの通り母倉知樹さん。

まずは外観。
周囲の落ち着いた住宅街の雰囲気を壊さないよう、大屋根を分節してボリューム感を抑えています。
また下屋の出もきちんと確保することで彫りを深くして、外観に陰影をつけることを意識しています。

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続いてアプローチ、玄関まわり。

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玄関ホールは谷間のような吹き抜けになっていて、レベルの違う2階の床とロフトの立体構成が見て取れます。

1階は手前に水周り、奥にLDKを配しています。

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階段は骨組みをスチール、段板を木製にしています。
階段下も部屋に取り込み、少しでも広く使えるようにしました。

2階の2部屋は床レベルが違います。

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1階で階段下を有効に使うために、2階の床構造に少し工夫をして下部に柱を立てずに跳ねだしています。
レベルが低い方の小部屋は腰までの壁として、開放的なつくりにしました。
床面積としては4畳半くらいですが、階段と玄関ホールの吹き抜けまで空間がつながっているので、倍くらいの広さに感じられます。
これくらいの広さで普通に閉じた部屋にしてしまうと結構窮屈で、結局納戸くらいにしかなりませんので。

そしてオマケのロフト。
床はベニヤ仕上げの予定でしたが、それはもったいないということで監督さんがカーペットを張ってくれました。
おかげで結構快適な空間になりました。

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最後に夕景を1枚。

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今回はたった4戸のテラスハウス(長屋)だったので、一般的な賃貸物件にはない特徴的な空間を作り、「ここに住みたい!」と思ってくださる方をターゲットに計画をさせてもらいました。
うまく住みこなしてくださる方にとっては、他にはない魅力的な住まいとなったのではと思っています。
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by okuno88 | 2014-03-26 10:00 | 現場メモ
2014年 03月 24日

足場がとれました

「鶴見の家Ⅱ」の足場がようやくとれました。

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でかい(笑)。

板金仕事を丁寧にしてもらったおかげで、輪郭線がきれいに通っています。
さあ、ここから追い込み。

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和室の床の間に敷く地板。
松です。
木目の出方がとてもよいです。

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網代天井。
特注で編んでもらいました。

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大変貴重なグラスウール。
、、、じゃなかった。
煤竹。
短く切って使うので、どの部分を切り取るか検討して、印を打っておきました。

あと1週間でどこまでいけるか。
期待より不安がやや多いですが、現場の皆さんにはミスを少なく丁寧にやりきってもらいたいところです。
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by okuno88 | 2014-03-24 16:52 | 現場メモ
2014年 03月 15日

お茶室の見学

先日、所用で滋賀県立近代美術館に行ってきました。

美術館の他、図書館や公園などが一体に整備され、広大な「文化ゾーン」になっているのですが、
少しばかり街の中心部からのアクセスが良くない。
もう少し多くの人に来てもらわないと、立派な施設が割りに合わない、という感じ。

敷地内にお茶席があったので、立礼席でお薄を一服いただいて、
小間を見学させてもらいました。
お茶室全体としては、教科書通りのごくオーソドックスなもの、といったところでしょうか。
いくつか面白いディテールがありました。

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竹の小口に刺さる樋受け金物。
ちゃんと中に小丸太を詰めてありました。
中の丸太も小口なんじゃないか、とも思いましたが、垂木が竹なんだから側面には打てませんよね。
なるほど。

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タタキの端。
Rがかわいらしいです。
緑青が滲んで色が付いているのも良い。

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ばらまきすぎて道筋が消えてしまっている飛び石(笑)。
こういう脱力系の景色って、ほっとしていいですよね。
よね?
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by okuno88 | 2014-03-15 22:26 | 街歩き
2014年 03月 14日

ほんまもんの煤竹

「鶴見の家Ⅱ」に入れてもらう和室の造作材を引き取りに銘木屋さんへいってきました。

ほんまもんの煤竹も1本調達。

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当初は人工染色を施したものを使う予定でしたが、見比べてしまうとやはり断然こちらが良いです。
たまたま今回は1本あれば十分なので、どうせならということでこちらに変更。
太さと色むらの程度を見つつ、選びました。

この煤竹、元は民家の屋根の下地材みたいなものです。
それが長年に渡って囲炉裏やおくどさんの煙に燻され続けて色がついてしまったものを、解体時にそおーっとはずしてきて洗ってあるという、現代ではなかなか大層な品物。
昔はそこらじゅうにあったんでしょうけど。

竹屋さんの話によると、築100年くらいでは色の乗りが浅く、洗うと白く戻ってしまうものもあるらしいです。
「食べごろ」は150年以上だそうで。
荒縄で結わえてあったところは煤がつかずに元の色が残り、それがムラになってあらわれています。

と、まあ竹1本選ぶのにお付き合いいただいた竹屋さんのご主人に感謝。
ちなみに横においてあるのはまだ削ってないですが天井の鏡板。
下に梱包してあるのは、、、内緒(笑)。

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現場もだいぶできてきました。
来週には足場がバレそうです。
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by okuno88 | 2014-03-14 18:42 | 現場メモ
2014年 03月 13日

新芽

メンテの相談にお邪魔した現場にて。

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モミジがもうすぐ芽吹いてきそうです。
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by okuno88 | 2014-03-13 11:00 | 現場メモ
2014年 03月 08日

たかがタコ、されどタコ

銀閣寺道の交差点にあるたこ焼き屋さん。

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お店がオープンしたときから通るたびに気になっていたんですが、下屋の上に怪しげなタコがひっついています。
しかもこれが「動く」と「揺れる」の間くらいの実にビミョーな感じでいつもユラユラしているのです。

いつもは通り過ぎるだけだったのですが、ふと思い立って、近くに寄ってみてみました。
はい、これがアップの写真。

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お、おお!
これは現場でよく出くわす「スパイラルダクト」やないですか!

ロバート・ベンチューリ先生もうなずくであろうポップなアイコン。
フランク・ゲーリー先生も納得のインダストリアルバナキュラー感。
その上、このタコにしては不自然なシルバーはひょっとして「銀」閣寺をほのめかしているのでは・・・。
てことは、これはあれですか。
アルド・ロッシ先生がおっしゃるところのアナロジカル・アーキテクチャーってやつですか。

・・・ええ、違いましたね。
失礼しました。

話は変わりますが、最近みかけたシャネルのショーウィンドウはこんなでしたよ。

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ごまかしきれてない・・・。
まあスパイラルダクトつながりってことで。
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by okuno88 | 2014-03-08 10:00 | 街歩き
2014年 03月 05日

いよいよ追い込み

毎週水曜は「鶴見の家Ⅱ」の現場定例打ち合わせです。

現場はいよいよ追い込み。
木工事のゴールも(遠くに)見えてきたので、なんとかなるかなー、どうかなー。
なにしろ職人さん不足で大変な状況です。
職人不足というよりは一時的な現場数の過剰と言うべきかもしれませんが、まあ同じことかしら。

現場に置いてあったアーチ型の材料。

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これがこうなります。

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建具枠の一部でした。
天井と壁がアールを描いてひとつながりになっているので、四角い建具が入りません。
四角い仁鶴がまあるく納めまっせー、です。

閑話休題。

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天井裏を走る大量の電源線。
3層分の電源線がまとめて1階の分電盤に集まってくるので、ものすごい量になってしまいます。

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ヘリンボン張りのフローリングもきれいに張れてました。

枠回りもだいたい納まったので、現場は内装仕上げの工程に突入。
現場へ行く頻度を少し増やす必要がありそうです。
集中、集中。
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by okuno88 | 2014-03-05 20:00 | 現場メモ
2014年 03月 02日

一休み

先週末、仕事の合間を縫って、山中温泉、金沢に遊びに行ってきました。

まず向かったのが「片山津温泉街湯」。
その名の通り、街のお風呂屋さんっていう位置づけですが、それにしてはカッコ良すぎる。
設計は谷口吉生さん。

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せっかくなのでひとっ風呂浴びて行こうと中に入ってみました。
近所の人と思しきおじいちゃんがチラホラ。
温泉名物、「背中に派手な絵が描いてあるお方」もちゃんといらっしゃって(笑)

次に向かったのがここ。

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堀部安嗣さん設計のケーキ屋さん。
何もないところにぽつーんと建ってますが、結構な賑わい。
こんな場所で(失礼!)ご商売されているだけあって、ケーキもすごくうまい。

夕方は宿の近くを散策。

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まじまじ見ると結構すごいエレベーション。
これはなかなか狙って描けないなあ。

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出窓を作っておいて、また板で埋めてフラットに。
出窓泣かせ。

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コインラントリー。
ラントリー。
それはさておき、このファサード。
その昔、「古臭い」外観を嫌って付け足した「今風」の四角い皮に、おそらくはデザインコードか何かがかかって、再度格子だの下屋だのをムリヤリ貼り付けているというアクロバット。
ソチっぽく言うとトリプルアクセル。(←言わなくてよい。)
単純に元に戻したら、かなり良さそうな感じがするんですけど・・・。

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翌日は金沢に向かって、これまた谷口さんの手になる鈴木大拙館。
係りのおじさんが話好きであれこれ聞かせてもらう流れで、調子に乗ってあっちこっち触りまくって、
写真をばしばし撮るなど。
展示も良かったです。
学生のときに読んだ「禅と日本文化」を本棚から引っ張り出してこようかしら。

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その隣にあった蔵の立面。
すごくきれい。

とまあ、結局建築を見て歩いているという、いつものパターン。
ですが、美味しいものもたくさん食べれて、良いリフレッシュになりました。
(ブログっぽい終わり方!)
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by okuno88 | 2014-03-02 18:00 | 街歩き