奥野八十八の建築と意見

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2013年 12月 27日

天井仕上げ

年末の慌しさに振り回されているうちに、ひと月も更新してなかった・・・。
ようやくここ1ヶ月分くらいの現場写真の整理ができたので、何食わぬ顔でさかのぼって、何件か更新してみます。

花園の現場。

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茶の間から玄関側の天井見上げ。
玄関側の杉板天井が茶の間側に入ってきて、栓の天井に切り替わっています。

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茶の間。
大工さんが漆喰塗りの下地になるラスボードを張っていってます。
この上にプラスターを中塗りして、仕上げ。

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まだ下地段階ですが、アプローチの階段。
今回は既存のコンクリートブロックの上に木造がわりと簡単に乗っかっていて、地震がくると危ない状態だったので、構造設計者と協働しながら補強の計画をたてています。
結果的に、既存のCBと木造に新設のRCと鉄骨が入ってきて、4種の混構造。
かなり安心できる状態になりました。

これから各部仕上げの追い込みです。
最後まで気を抜けません。
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by okuno88 | 2013-12-27 22:25 | 現場メモ | Comments(0)
2013年 12月 27日

北欧旅行(デンマーク編)

今年は2年ぶりに海外に行ってきたのでした。
行き先は学生の時から行きたかったデンマーク、スウェーデン、フィンランドの北欧3ヶ国。
北欧は物価がかなり高くて、バックパックで貧乏旅行が常だった僕にはちょっとハードルが高かったのですが、意を決して!
どうでもいいことですが、荷物は結局バックパックに詰めていくことに・・・。

見てきたものの中で特に印象に残ったものを簡単にご紹介していきます。

・ルイジアナ美術館
最も素晴らしい美術館の一つ、とは学生の時から聞いていたのですが、図面や写真を見てもいまひとつ良く分からずにいました。
行ってみて納得。
素晴らしい。
カフェのビールうまい度:☆☆☆☆☆

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・コペンハーゲンの中央駅
この駅に限らず、駅舎がとても綺麗でした。
「駅ナカ」の商売度:☆☆☆

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・バウスヴェア教会
シドニーのオペラハウスで有名なヨーン・ウッツォンによる教会。
外観のボリューム感とそっけなさに驚きました。
内部の光の状態だけを考えて作った形にそのまま屋根と壁をつけた感じ、と言ったらいいでしょうか。
行ったことないですけど、シドニーの内部はどうなんでしょうか。
あれはまったく逆の発想のような気がしますが・・・。
外観サティアン度:☆☆

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・ムンケゴー小学校
巨匠ヤコブセンによる小学校。
一つの教室に対して一つの中庭がセットになるというシステマティックな構成がストレートに現れていて、とても好感が持てました。
夏休み中で先生もお休みで、教室の中までは入れてもらえなかったのが残念。
休み明けまで待てない度:☆☆☆

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・デンマーク王立図書館
「ブラック・ダイヤモンド」と呼ばれているらしい新館も悪くはなかったですが、クラシックな旧館の威厳には力及ばず。
外周の控え壁部分は付け柱にせずに、あっさりと白く塗りこめてしまっているのが効いているのではないかな。
裏側にひっそりとあるリベスキン度:☆☆

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・フィン・ユール自邸
当たり前といえばそうなのですが、家具は全てフィン・ユール作、というなんともうらやましい家。
玄関ホールと兼用のサブリビング的なスペースが動線上の要にもなっていて、とても心地良いスペースです。
あのイス欲しい・・・。
物欲刺激度:☆☆☆☆☆

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・聖ペトリ教会
シーグルド・レヴェレンツによる教会。
これは凄い。
いやー、電車とバスを乗り継いで行った甲斐がありました。
今回のベストかも。
FIXガラスディテールの乱暴度:☆☆☆☆

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by okuno88 | 2013-12-27 18:40 | 街歩き | Comments(0)
2013年 12月 16日

床柱の選定

「鶴見の家Ⅱ」の和室に使う造作材の相談に千本の松文商店さんへ。
床柱、地板、天井材を中心にこちらの考え、予算を伝えつつ、相談に乗ってもらいました。

日焼けしないように光を絞った薄暗い倉庫に並ぶ銘木の数々はなかなかの壮観。
中にはお値段を聞くのも恐ろしいようなものも・・・。

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エンジュの柱。
石灰を刷り込んで、木自身が持っている灰汁を表面に浮かび上がらせて落ち着いた色をだしてあります。
あまり濃すぎると重たい感じになってしまうので、どのへんを狙うか。

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北山杉の磨き丸太。
オーソドックス。

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赤松皮付き。
こうなってくるとぐっと寂びた草庵の風情が漂いはじめます。

天井、地板も良いものを入れられそうなので、相談に行って正解でした。
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by okuno88 | 2013-12-16 10:30 | 現場メモ | Comments(0)
2013年 12月 14日

花園の現場、天井など

花園の現場。

各部の天井仕上げにかかってきました。
今回の計画では、諸条件を整理していくとプランニングの自由度はそれほど高くなさそうだということが分かっていたので、各部屋のインテリアの密度を上げることで快適な居場所を作ることを試みています。
その中でも特に天井は意識して設計しています。

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大工さんが和室の天井仕上げを進めているところ。
竿縁を廻縁の手前でとめて天井板を底目地で合わせることで、少し軽快な感じにしようとしています。
向こうにちらっと網代が。

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玄関天井。
杉とアルミ。

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2階の部屋は屋根なりに勾配をとって、少し気積を大きくしています。
仕上げは葦ベニヤ。

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ようやく階段にも取り掛かっています。
工務店さんがストックしていたサワラの板を提供してくれたので、とても良い階段になりそうです。
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by okuno88 | 2013-12-14 14:00 | 現場メモ | Comments(0)
2013年 12月 06日

深草の現場

深草の現場。

賃貸物件の主な引越し理由の一つに隣家の音の問題があります。
生活スタイルの違う他人同士が壁1枚を隔てて暮らすことになるので、気になる人にとっては音の問題は時に耐えがたい問題になります。

そこで今回のテラスハウスの計画では、音の問題に対して一工夫。
通常は1本の柱、梁を共有して両面に仕上げをしますが、今回はそれらを二重に立てることで、戸建の住宅がすごーく接近したような状態を作り出そうと試みています。

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界壁には仕上げをする前に、吸音材としてロックウールを充填しています。

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最終的にはもちろん全面に施工しますが、職人さんが住戸間を行き来しやすいように、一部分だけロックウールを入れずに通路にしてあります。
なんか、鏡が立てかけてあるようにも見えて、不思議な気分。
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by okuno88 | 2013-12-06 13:00 | 現場メモ | Comments(0)