奥野八十八の建築と意見

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2014年 05月 05日

連ドラ

このところNHKでやっている連ドラ、「ロング・グッドバイ」を見ています。
あの原作の雰囲気を、舞台を日本に置き換えてどういう感じで見せるのかなあと思って見始めたのですが、これがなかなか気合いの入った作りで結構引き込まれてしまいます。

先日の放送で、作中の大事なシーンの舞台となる邸宅があったのですが、このロケ地がフランク・ロイド・ライトの「山邑邸」であることにはすぐに気がつきました。

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↑山邑邸(現ヨドコウ迎賓館)

そのときは、なるほど雰囲気でてるなあ、と漫然と思いながらぼーっと見ていただけなのですが、山邑邸が撮影の舞台に選ばれたことにはその雰囲気だけではなく、それなりに意味があったのではということに後になってようやく気がつきました。

この「ロング・グッドバイ」、あ、なんとなく「長いお別れ」の方が個人的にはしっくりくるように思いますがそれはさておき。
山邑邸が建設されたのと同時期の1920年代中頃から1930年代にかけて、ライトは原作の舞台となるロサンゼルスの郊外にいくつかの邸宅を設計しています。それらの住宅は山邑邸と同じくテキスタイルブロックと呼ばれる独特の意匠のブロックで作られていて、外観のイメージは山邑邸とかなり近いものです。

たとえばこんなのとか。
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探偵マーロウが訪ね歩いたロス郊外の住宅のどれかがそんなライトの住宅だったのかどうか、そんなことはどこにも描かれていませんが、日本に舞台を移すにあたって山邑邸をロケ地に選んだというところに、製作側のこだわりの一旦を見たような気がしました。

学生時代に旅行に行って、いい加減な地図を頼りにレンタカーでロサンゼルス郊外の高級住宅地をうろつき回ったことなんかを久しぶりに思い出しました。
そういえば、せっかくアメリカに来たんだからアメ車に乗ってみたいと思っていたのに、ぶっきらぼうなレンタカー屋の兄ちゃんは頼んでもいないのにミツビシを廻してくれたのでした。
泊まっていたユースの駐車場で車上荒らしに遭ったのも、今となっては良い思い出、、、
なわけはない。
トラブルは無いに越したことはないですね。

えー、話が逸れましたが、元々たいした話でもなかったですね。
次回放送、楽しみです(笑)。
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by okuno88 | 2014-05-05 18:17 | 思いつき


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